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おすすめの時間管理・時間術本11選
時間が足りないのは、あなたのやり方のせいじゃない。
仕事も、暮らしも、自分の時間も。全部大事にしたいから、いつも時間に追われてしまう——そんな方に、定番の名著から今読まれているトレンド本まで、「時間の使い方」を見直すための11冊を紹介します。
この本たちは、あなたの一日に沿って並んでいます。
「効率化のテクニック」だけを並べても、結局続かないことがあります。だからこのページでは、考え方を整える朝の本、仕事に効く昼の本、一日を締めくくる夜の本、そして自分のための週末の本、という順番で紹介しています。気になった時間帯から読んでみてください。
■ 朝 —— 考え方を整える 通勤前のコーヒータイムに。時間術の土台になる3冊
【06:30 コーヒーと共に】
限りある時間の使い方 オリバー・バークマン(著)/高橋璃子(訳)
かんき出版 304ページ/2022年刊
キーコンセプト:4000週間(人生の残り時間の総量)
要約: 人生はどれだけ長生きしても「4000週間」ほどしかない、という前提から始まる一冊。すべてを終わらせようとするタイムマネジメントの 発想そのものを問い直し、有限な時間の中で何を選び、何を手放すかを一緒に考えさせてくれます。世界的ベストセラーとなった、今の時間術トレンドの起点ともいえる本です。
感想: 正直、読み始めは「結局、時間は増えないのか」と少し身構えました。でも読み進めるうちに、効率化すればするほど焦りが増していく感覚に、すごく心当たりがあることに気づかされます。即効性のあるノウハウ本ではないので、忙しい朝より、少し余白のある時間に読むのが向いています。
こんな人におすすめ:ライフハックを試すたびに疲れてしまう人、効率化そのものに違和感がある人
【06:45 まだベッドの中で】
「怠惰」なんて存在しない デヴォン・プライス(著)/佐々木寛子(訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン 350ページ/2024年刊
キーコンセプト:怠惰のウソ(休むことを悪と決めつける思い込み)
要約: 「もっと頑張れるはず」という思い込みが、実は休息を悪と決めつける生産性競争から来ていることを、心理学の知見をもとに解き明かす一冊。頑張り続けること に疲れているなら、まずこの本で自分を追い込む考え方から解放されるところから始められます。
感想: タイトルの強さに反して、中身はかなり丁寧に理屈を積み上げていく本です。「サボっている自分」を責める癖がある人ほど刺さる一方、具体的な時間術を期待して読むと物足りなさを感じるかもしれません。考え方を整える本として位置づけるのがおすすめです。
こんな人におすすめ:休むことに罪悪感を覚える人、常に自分を責めてしまう人
【07:00 身支度をしながら】
7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー(著)
FCE(キングベアー出版)572ページ(完訳版)/2013年刊
キーコンセプト:緊急ではないが重要なこと(第2領域を優先する)
要約: 時間管理の名著として世代を超えて読み継がれる一冊。中でも「緊急ではないが重要なこと」に時間を割く考え方は、日々の忙しさに流されがちな人ほど効きます。テクニックより先に、優先順位のつけ方という土台をつくってくれる本です。
感想: 分厚くて、正直最初は気後れします。た だ全部を丁寧に読み込まなくても、「緊急ではないが重要なこと」の章だけでも十分に元は取れる内容です。古い本なので事例に時代を感じる部分はありますが、考え方の骨格は今でも色褪せていません。
こんな人におすすめ:目の前のタスクに追われて、大事なことが後回しになりがちな人
■ 昼 —— 仕事のやり方を仕組み化する ランチ後のデスクで。すぐ試せる実践メソッド4冊
【12:30 ランチ後のデスクで】
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 デビッド・アレン(著)/田口元(監訳)
二見書房 400ページ(全面改訂版)/2015年刊
キーコンセプト:頭の外に全部出す(気になることをすべて書き出す)
要約: 「気になること」をすべて頭の外に書き出し、把握・整理・実行に落とし込むGTD(Getting Things Done)の考案者自身による解説書。タスクの多さに頭がいっぱいで身動きが取れない、という状態から抜け出すための、世界的に実践 されているタスク管理の基本を学べます。
感想: 体系だっている分、最初のセットアップにはそれなりに時間がかかります。土日にまとめて自分のタスクを全部書き出す時間を取れると、効果を実感しやすいです。仕組みそのものは今のタスク管理アプリの多くにも影響を与えている、原典としての読みごたえがあります。
こんな人におすすめ:やることが多すぎて何から手をつけていいかわからない人
【13:00 会議の合間に】
エッセンシャル思考 グレッグ・マキューン(著)/高橋璃子(訳)
かんき出版 320ページ/2014年刊
キーコンセプト:より少なく、しかしより良く(99%を捨てて1%に集中)
要約: 「もっと少なく、しかしもっと良く」を掲げ、本当に重要なことを見極めて、それ以外を上手に手放す技術を紹介する一冊。頼まれごとを断れず抱え込んでしまう人にとって、「やらないことを決める」ための考え方の軸になります。
感想: 「断る」ことへのハードルを下げてくれる本ですが、日本の職場だとそのまま実践しづらい場面もあります。それでも、「 これは本当に自分がやるべきことか」と一度立ち止まる問いかけ自体が、会議や依頼が重なりやすい人にはじわじわ効いてきます。
こんな人におすすめ:頼まれると断れず、いつの間にか予定がいっぱいになる人
【14:00 集中したいタスクの前に】
どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門 フランチェスコ・シリロ(著)
CCCメディアハウス 196ページ/2019年刊
キーコンセプト:25分作業+5分休憩(1ポモドーロで区切る)
要約: 25分作業して5分休む、というシンプルなサイクルを考案者自身が解説する公式本。国連やトヨタなど世界中の組織でも使われている手法で、「集中が続かない」「先延ばしにしてしまう」という悩みに、今日から試せる形で応えてくれます。
感想: 本の内容自体はシンプルで、読むだけならすぐ読み終わります。大事なのはむしろ読んだ後で、25分という区切りを実際に生活に組み込めるかどうか。オンライン会議が多い働き方だと25分刻みが難しい日もあるので、まずは在宅の日から試すのが現実的です。
こんな人におすすめ:集中力が続かない人、作業に取りかかるまでに時間がかかる人
【15:30 だらけがちな午後に】
時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」 ジェイク・ナップ、ジョン・ゼラツキー(著)/櫻井祐子(訳)
ダイヤモンド社 316ページ/2019年刊
キーコンセプト:ハイライト(その日いちばん大切にしたいことを1つ決める)
要約: Googleでデザインスプリントを生み出した著者たちが、その日いちばん大切にしたいことを1つ選ぶ「ハイライト」、それに集中する「レーザー」など、4つのステップと87個の具体的な技を紹介。気になったものだけをつまみ食いして試せる、実践のヒント集のような一冊です。
感想: 87個もあると聞くと身構えますが、目次から気になる項目だけ拾い読みできる構成なので負担は少なめです。「ハイライトを1つだけ決める」という発想は特にシンプルで、手帳に予定を詰め込みがちな人ほど、逆に新鮮に感じられると思います。
こんな人におすすめ:1日の終わりに「何もできなかった」と感じがちな人
■ 夜 —— 一日の質を上げる 湯船やベッドで。日本発の実践系トレンド本2冊
【21:00 お風呂上がりに】
神・時間術 樺沢紫苑(著)
大和書房 278ページ/2017年刊
キーコンセプト:時間×集中力の面積(時間ではなく集中力で仕事量を決める)
要約: 精神科医である著者が、脳科学の視点から「集中力の高い時間に何をするか」を組み立て直す一冊。朝のゴールデンタイムの使い方や、生まれた自由時間を自己投資に回す考え方など、心と体のコンディションから時間の質を底上げするヒントが詰まっています。
感想: 「起床後の2〜3時間が勝負」という主張はわかりやすい反面、始業時間や家事が固定されている人にはそのまま当てはめにくい部分もあります。とはいえ、集中力を時間帯で考えるという視点自体は、スケジュールの組み方を見直すきっかけになります。
こんな人におすすめ:同じ作業時間でも成果に差が出る理由を知りたい人
【21:30 明日の準備をしながら】
アウトプット大全 樺沢紫苑(著)
サンクチュアリ出版 270ページ/2018年刊
キーコンセプト:インプット3:アウトプット7(学びの黄金比率)
要約: インプットした情報や学びを「話す」「書く」「行動する」ことで初めて自分の力になる、という考え方を軸に、日々の学びを無駄にしないための具体的な方法を紹介する一冊。忙しい毎日の中でも、限られたインプットを最大限活かしたい人に向いています。
感想: 項目ごとに短くまとまっているので、通勤電車で少しずつ読み進めやすい本です。全部を実践しようとすると息切れするボリュームなので、「今週はこれだけ試す」くらいの気持ちで、気になった項目にふせんを貼りながら読むのがちょうどいいです。
こんな人におすすめ:本や研修で学んでも、行動や成果につながらないと感じる人
■ 週末 —— 自分のリアルに寄り添う 仕事と 暮らしを両立している人が書いた、等身大の2冊
【土曜の朝、ひとりの時間に】
やめる時間術 尾石晴(ワーママはる)(著)
実業之日本社 200ページ/2021年刊
キーコンセプト:見える化力・引き算力・足し算力
要約: 長時間労働とワンオペ育児を経験した著者が編み出した、「見える化力」「引き算力」「足し算力」という3つの力で時間を作る方法を紹介する一冊。24時間を自由に使えない人こそ効く、やらないことを決める視点が具体的に描かれています。
感想: 海外の時間術本と違い、日本の共働き・ワンオペ育児の現実に即して書かれているので、「これは自分には無理」という違和感が少ないのが良いところです。図解が多く、まとまった読書時間が取れない人でもすき間時間でつまめる構成になっています。
こんな人におすすめ:仕事・家事・育児で自分の時間がまったく取れない人
【日曜の午後、ひと息ついて】
「働くママ」の時間術 仕事も子育ても自分もうまくいく! 馬場じむこ(著)
日本実業出版社 222ページ/2012年刊
キーコンセプト:「みんなのママ」にならない(頑張りすぎず、自分に合う形を選ぶ)
要約: 会社員として働きながら2児を育てる著者が、時間のやりくりから、忙しくても続けられる自分磨きの方法、周囲を味方につけるコツまでを解説。テクニックだけでなく、自分も家族も大切にする時間の使い方を探している人に寄り添う一冊です。
感想: 発行年は少し前ですが、パートナーとの家事分担やママ友づきあいなど、扱っているテーマ自体は今も変わらず悩みの種になりやすい部分です。即効性のあるテクニックというより、同じ立場の先輩の話を聞くような感覚で読める一冊です。
こんな人におすすめ:仕事も家庭も自分も、どれかを諦めたくない人
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